情けないお父さん!その1寒中水泳
2010年 09月 26日
今日のお話は、僕のお父さんのちょっと情けないお話です。
僕が10ヶ月になった一月の中旬のこと
お父さんは東京でお泊りのお仕事だったので、いつものように高速道路で40分かかる訓練所に僕を預けてから、新幹線にのることにしてたんだ。
その前に少しでも僕と過そうと、一緒に散歩して、大きな川の河川敷に行ったんだ。
夕方、このあたりの気温は氷点下2度。本当に寒い川風が吹いていたの。
僕が、散歩していると、大きな川が目の前にあったので、泳ぎが大好きな僕は我慢できずに、お父さんの不意をついて、放れ、そのまま川に向かって走りだそうとしました。
すると、お父さんの手からリードが外れ、そのまま川に・・
豪快にダイビング~~~
お父さんは、泳ぎがいくら大好きだといっても、まだ子どもの僕が冬の川に飛び込むとは、夢にも思っていなかったみたい!
それに川の中央のほうに向かって泳いだから、だんだん下流のほうに流されていくので、すっかりパニクったみたいで、
「ダッキー!死んじゃうぞ。上がれ、上がれ!!!」と 叫びながら、川沿いを走って追いかけてきました。
僕は、まだ泳ぎたかったんだけれど、とうとうお父さんが川の傍まで下りてきて、手を出しながらあんまりうるさく叫んでいるので、一人でさっさと近くの岸から上がったんだ。ゴメンナサイ
泳ぎ足りなかったけれど、体をブルブルして
「あ~あ、気持ちよかった。」と思いながら、ふと後ろを振り返ったら、お父さんが土手の斜面に這いつくばって、なかなか上がれないでいたんだ。
びっくり・・あの運動神経のいいお父さんがだよ・・ ククッ
どうやら斜面が急な上に、雪が積もってて滑るし掴む草も木もないお父さんは、なかなか上がってこれないんだ。
そのうち、お父さんの片足が川に入りそうになり、ますます慌てて 手で雪をかいでるんだ。
そして雪の下から出てきた少しばかりの草をなんとか掴んだよ。
そんなもの掴んだってどうしようもないのにと、思いながら、いつものカッコいいお父さんのイメージがすっかり崩れていまってたんだ。
でもなんとかやっとの思いで斜面を上がってきたお父さん、お父さんは僕がもうダメだと思ったみたいみたい。
せっかく訓練所に預ける前に寒い中、散歩してくれたのにと、僕も一応反省したよ~~~
預けるときも、風邪を引くかもしれないからって、お父さんは、とっても気にしてくれたんだ!
だから訓練所のケージの中で「ごめんね、お父さん」てちゃんと 謝ったよ!
でも、あとでまた、 あの時のお父さんの情けない姿を思い出すと、どうしても笑いがこみ上げてきちゃって・・ウフフフ その夜はなかなか寝付けなかったんだ。
「あ~あ。あの姿をだれか写真に撮ってくれてたらよかったのにな~~」
今でも時々僕に偉そうなことを言うお父さんを見るたびに、そう思うんだ・・ナイショ
※イラストはダッキーの話からのイメージ画です。
小夏ママからのメッセージ
ラブラドール・レトリーバーの由来はカナダのニューファンドランド・ラブラドル地方出身、冬の凍った川で泳ぐのも平気な作業犬と聞いています。ラブラドールがみんな泳げるというわけではなく、水を怖がる子もいるようですよ。
しかし、こうしてダッキーのように、そういう習性をふっと思いがけない時に、出されると、びっくりさせられますね。
特に、冷たい冬の川で、ダッキーが死んでしまうかもしれない、と必死に引き上げようとした飼い主の気持ちをダッキーはどのくらい感じ取ったのかな。
今日も貴重な体験談をありがとうございました。イラストは小夏パパが描かせてもらいました。
このブログもあと少しになってしまいましたね!・・なんか寂しいな。
でもまだまだお父さんの情けない話があるんだって!? ダッキーは結構悪戯っ子なんだねえ・・
by ducky2010
| 2010-09-26 21:10
| 成長期